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[リレーコラム] VOL.064

介護のお仕事

地域包括支援センター青空 主任

田島 一紀(たじま かずき)

 皆さん、NHK介護百人一首をご存知ですか?
 これは、平成16年よりNHK主催によって行われている「介護する」「介護される」中で感じた素直な思いを短歌にしたためたものを応募する企画です。今年、福祉系大学の学生の1句が100首に選ばれました。

         気づいたよ  伝わっているよ  言えずとも
           5回まばたき  手合わすしぐさ


 この句は、この学生が介護実習で、全介助を要し言葉を発しない利用者さんが、介助のあと毎回強く5回まばたきをして、 手を合わせるようなしぐさをしていることに気づき、「私の方こそありがとうございます」とあたたかい気持ちになったことからこの短歌を詠んだそうです。私はこの句を詠んで、心が伝わる素敵な句だなぁと思いました。

  昔、歌でブレーキランプ5回は「ア・イ・シ・テ・ル」のサインとありましたが、この場合のまばたき5回は、「あ・り・が・と・う」のサインということのようです。私が仕事を始めた20代の頃を思い出してみました・・・きっと、同じような心を持っていたように思います・・・そして、今も・・・。

   介護される側も介護する側も日々の生活のなかで笑えること、楽しいこと、辛いこと、悲しいことなどが当然あります。そして介護される側、介護する側の両者がいるから、この句のように心を感じ合うことができるわけです。 介護のお仕事は、いいことばかりではないけど、わるいことばかりでもありません。人の心と心がふれあう、心のそこまでしびれるような、すばらしい仕事だと私は思います。
 最後に、皆さんも一度、介護百人一首を詠んでみてはいかがでしょう?

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