[リレーコラム] VOL.036
「百聞は一見にしかず」
入道雲 主任
石塚 弘明(いしづか ひろあき)
道雲に勤務して約8年。今年でとうとう20代最後の年を迎えようとしています。
入道雲は和気あいあいとやっております。また職員も多く話しやすい環境でもありますが、それでも支援の統一が不十分なところがあり、まだ物足りなさを感じています。
入道雲では新しい取り組みとして「ベスト支援」の機会を設けています。「ベスト支援」とは日々みんなが支援でやっていることを評価し語り合う場です。
ただ「ベスト支援」という言葉に、どうしても良い支援を見つけないといけないと考えてしまう声があり、入道雲の方では「入道discovery」と名付けています。「discovery」意味は「発見」。小さなことでも話していこうという取り組みをしています。しかし取り組んでいく内に何か引っかかるものがあり、ただ良い話をして終わっているだけではないかと疑問に感じてました。
そんな中、他法人の入所施設でも同じ取り組みをしているということで伺ってみました。内容を聞く限り入道雲でしていることとあまり変わらないと思いましたが、見てみると違うことがわかりました。一人ずつ発表をし、その後に振り返る時間を設け再び一人ずつ感想を聞いていく。発表もそうですが、職員一人一人の思いを聞いていくという過程が重要であると感じさせられました。これを機に入道雲でも何か取り入れていければと思いました。
入道雲は日々、利用者一人一人の気持ちを尊重し、活動や地域に向けての取り組みを考えています。その前にまずそれを支えている職員へのアプローチとして支援についての話しや相談等、気軽にできる雰囲気を目指せればと思います。