[リレーコラム] VOL.054
言葉の難しさ
グループホーム 主任
金澤 政幸(かなざわ まさゆき)
皆様こんにちは!今回リレーコラムを任される事になりました、グループホーム勤務をさせて頂いている金澤政幸と申します。今年で12年目となり、主任という立場も頂いていますが、利用者さんと関わっていく中で、日々知識不足を実感したり、利用者さんの色々な一面を発見するたび、どのような支援をする事が利用者さんの生活を充実させていくのか日々模索中です。
この仕事を始めた当初は、法人の知的障害者を持たれている入所施設からでした。当時としては、言葉でのやりとりができる利用者さんが少なく、言葉を理解してもらえたら、支援もしやすいのかなぁ~と安易に考えていました。当時の事を思い出しても、自分若かったなぁ~と思ってしまいます。
現在はグループホーム勤務のため、比較的利用者さんとは言葉のやりとりが多くなっており、改めて言葉で伝える難しさを日々実感しています。具体的な内容があれば良いかとは思いますが、個人情報の面もあると思うのであるある的な文章で書かせて頂きたいと思います。
利用者さんとの話す中で、自分なりの答えを伝えると、後日、他のスタッフから利用者さんより、説明の仕方が難しかった・怒られているように感じた・否定的に感じた・自分が思ってもいない取り方をされていた等の情報を得て、再度考えて話をすると、自分が伝えたい事を理解して頂けける事もあれば、結局は他のスタッフの助力を得たりという事が何度もありました。
利用者さんの生活歴・人との関わり・社会情勢・日々の生活等で価値観は作られ、必要になれば変わるもので自分も同じだからこそ、利用者さんの価値観をすんなり受け入れられる事もあれば、時間を要する時もあります。その事で今後も言葉を伝える難しさに悪戦苦闘し続けるのは変わらないと思いますが、言葉の伝え方や言葉以外のコミュニケーションの取り方も向上させ続ければと思います。 自分と話しをする機会があるかもしれない皆様へ、会話での噛み癖が酷いので(理由は直接会えた時にでも)、話しをしている時に噛んでしまっても、温かい目で見て頂ければと思います。